シャンパンゴールド結婚指輪

結婚指輪に適した素材とは?

結婚指輪の素材でアレルギー反応は変わりますか?耐久性や傷が付きにくいなどありますか?というご質問が多いので本記事ではそれを解決していければと思います。 人によっておススメできる素材、そうでない素材がある理由も解説していきます。

つや消し加工

王道のプラチナ

結婚指輪の素材と聞いてまず初めに思い浮かべるのがプラチナだと思います。プラチナはブライダルリングに使用することの多い素材で、理由はいくつかあります。錆びにくく、熱に強い特性があるのでリング作製には欠かせない素材なのです。金属の中では柔らかく、確かに傷は付きやすいですが、それもメリットになります。何故かというと、傷が付いている部分を埋めることができるからです。地金を鉄の棒で寄せていくと傷が消え、滑らかになります。磨きの方が綺麗になりますが、地金量が減ってしまうので注意が必要です。熟練の職人にお任せください。プラチナは850、900、950がございますが、一般的に結婚指輪で使用する素材は900です。素材内訳は90%がプラチナ、10%が不純物です。(プラチナは1000分表記のため)近年はスーパーハードプラチナという素材ができ、従来のプラチナより2.5倍ほど強度を高めることができます。傷を付けにくく強度を高めたい方におススメです。

結婚指輪

カラーバリエーション豊富なK18素材

K18というとイエローゴールドが一般的ですが、その他ホワイト・ピンク・シャンパンゴールドがございます。K18素材は75%が金で、25%が不純物で出来ています。(金は24分表記のため)この素材の1番の良さは色を選んで楽しめるところだと思います。ピンク・シャンパンは日本人の肌に馴染みやすく、思ったより目立ちにくいです。金属アレルギーが若干でも気になる方はK18に比べプラチナ900の方が不純物が少ないため、プラチナ素材での作製をおススメします 。

筋入れ加工

K14・K10素材の特徴

この素材はメリット・デメリットがあるので箇条書きにしてご説明したいと思います。

メリット

・プラチナ・K18素材に比べ安価であり、ファッションジュエリーによく使われている。
・不純物が多いため、地金が硬くなり、強度が高い。
・色の発色が濃くなる。

デメリット

・金属アレルギーで出やすい素材である。
・K14、K10のホワイトゴールドは表面にホワイトメッキをかけているため、色落ちがしてくる。
・不純物の割合が多いため、メンテナンスや修理に不向きな素材である。

上記でご説明した通り、ファッションジュエリーでよく使われている素材であり、安価ではありますが、 長い目で着けていくことを考えるとおススメできません。

シルバー素材の特徴

シルバー素材も作製できますが、すぐ酸化してしまう特性があります。(色が黄色・茶色に変色)磨きを入れれば取り除けますので安心してください。他の金属より軽く、ファッションリングとして楽しんでいただけます。金属アレルギーの方は反応しやすい素材なので注意が必要です。なのでブライダルには不向きな素材といえます。

適した素材まとめ

ご説明してきた内容を簡単に記述させていただきます。
・ブライダルリングに適した素材は、長い目で考えた時にプラチナかK18素材である。
・K14・K10・シルバーは金属アレルギーが出やすい素材なので注意が必要。(ファッションジュエリーと違い、いつも身に着けているものなので)